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職種別の集客公開 2026年11月3日

看護師の転職時期と紹介会社の動き方|ボーナスと夜勤

「看護師の転職はボーナス後の1月と7月が狙い目」「4月は求人が少ない」といった情報は、求職者向けの記事で数多く紹介されています。ただ、紹介会社が知りたいのはその先の、いつ集客を厚くし、いつ面談枠を空け、いつ退職の段取りを確認するかという運用の話です。

この記事では、看護師の転職時期を紹介会社の目線で整理し、ボーナス・年度・夜勤明けという3つの節目に合わせた月別の配分、賞与の支給条件やシフトの締めを踏まえた退職時期の確認、申込フォームで聞いた「転職したい時期」の答え別の動き方を、当社の看護師向け相談フォームの設計とあわせて解説します。

看護師の転職は「ボーナス・年度・夜勤明け」の3つの節目で動く

看護師の転職は、保育士のように4月入職へ大きく集中するというより、夏冬のボーナス支給後と年度の切り替わりの複数の山に分かれやすいのが特徴です。病院は欠員が出れば年間を通じて補充するため、求人も通年で出ています。

一般的な節目と求職者の動き(目安)
節目求職者が動き出す時期入職の狙い求職者の温度感
冬のボーナス後11〜1月に相談、12〜1月に退職の申し出2〜4月支給を待っていた層がまとめて動く
年度の切り替わり9〜12月に情報収集4月新人教育が整う時期を狙う。大病院の採用枠に合わせて早めに動く
夏のボーナス後5〜7月に相談、6〜7月に退職の申し出8〜10月新年度の配置換えや人間関係で見切りをつけた層が多い
随時(欠員補充)通年相談から1〜2ヶ月夜勤や体調の限界など、急ぎの事情を抱えていることが多い

もう1つ見落としやすいのが、夜勤のある看護師は「動ける日」が月の中でも限られることです。夜勤明けの日は仮眠を取り、休日は家のことで埋まりがちで、見学や面談に出られる日はシフト表が出てから決まります。月単位の山だけでなく、本人のシフトに合わせた日単位の段取りまで考えておくと、相談から面談までの期間を縮められます。勤務形態ごとの連絡がつく時間は看護師紹介の求職者集客でまとめています。

月別の集客配分と面談の組み方

山の直前に集客を増やしても、面談と求人提案が追いつかなければ他社に先を越されます。看護師は複数の紹介会社に登録して比較するのが一般的なので、山の1〜2ヶ月前から面談枠を空けておくことが配分の前提になります。

月集客の配分面談・提案でやること
4〜5月少量を継続新年度の配置換えで悩み始めた層の相談を拾う。夏のボーナス後に動く方と関係をつくる
6〜7月厚く夏のボーナス後の退職・転職を進める。8〜10月入職の見学と応募を詰める
8〜9月やや絞る秋入職の内定フォロー。翌年4月入職の情報収集を始めた層に条件整理の面談を案内する
10〜11月増やし始める冬のボーナス後に動く方と4月入職を狙う方の希望条件を固める
12〜1月最も厚くボーナス支給後の相談が集中する。見学・応募と退職の申し出の段取りを同時に進める
2〜3月絞る4月入職の内定フォローと、次の山に回す方の記録を残す

とくに12〜1月は相談が集中するうえ、年末年始で医療機関の面接日程も組みにくい時期です。12月前半までに面談を済ませ、年明けすぐに見学・応募へ進めるよう段取りしておくと、1月に動く層の取りこぼしを防げます。

傾向は地域や施設の種類(急性期病院・クリニック・訪問看護・介護施設など)で異なります。自社の過去の面談データから月別の着座数・決定数を出し、配分の根拠にするのが確実です。

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賞与の支給条件とシフトの締めを面談で確認する

求職者向けの記事は「ボーナスをもらってから辞めよう」で終わりがちですが、紹介会社にとって大事なのは、本人がボーナスを受け取れる退職日と、職場が引き止めにくい申し出の時期を具体的に押さえることです。ここがあいまいなまま内定を出すと、入職日のずれや内定後の辞退につながります。面談では次の点を確認しておきます。

  • 賞与の支給日と在籍要件:支給日に在籍していることが条件か、退職予定者は減額されるか(就業規則や給与規程で決まっているので、本人に確認を依頼する)
  • 退職の申し出期限:何ヶ月前までに伝える決まりか。病棟の人員計画があるため、規則より早めの申し出を求められることもある
  • シフトの締め日:翌月の勤務表がいつ作られるか。勤務表が出たあとに申し出ると、最終月の夜勤の調整で揉めやすい
  • 有給休暇の残り:最終出勤日と退職日の間にどれだけ消化したいか
  • 夜勤の可否と回数の希望:次の職場で月何回までなら無理がないか(転職理由が夜勤の負担なら、ここが求人選びの軸になる)
POINT

退職の時期や伝え方は本人と職場の関係で決まるものです。紹介会社が代わりに判断したり退職を急かしたりせず、本人が無理なく伝えられる時期を一緒に確認し、そこから逆算して求人側と入職日を調整する姿勢が大切です。

「転職したい時期」の答え別に対応を分ける

当社の看護師向け相談フォームでは、最初の質問で「転職したい時期」を聞いています。選択肢は「1ヶ月以内」「3ヶ月以内」「6ヶ月以内」「未定」の4つで、タップするだけで次へ進めます。次のステップで保有資格(正看護師・准看護師・助産師・保健師)と希望の働き方(常勤(夜勤あり)・常勤(日勤のみ)・非常勤・パート・夜勤専従)を聞き、回答はすべて送客先の紹介会社にお渡ししています。

ただし当社では、転職したい時期を受信条件(その方をお送りするかどうかの判定)には使っていません。看護師の受信条件として設定できるのは、保有資格・希望の働き方・エリア・年齢・性別です。時期で足切りすると、「6ヶ月以内」「未定」と答えた方のうち、ボーナスの支給を待っているだけですぐ動ける方まで落としてしまうためです。時期は、届いたあとの優先度づけに使っていただく前提です。

答え別の対応の例
転職したい時期初回連絡提案の中身その後のフォロー
1ヶ月以内当日中すぐ入職できる求人を中心に見学・面接の日程を本人のシフトに合わせて最優先で調整
3ヶ月以内当日〜翌日直近の求人と、ボーナス後の入職を見越した求人の両方賞与の在籍要件と申し出期限を確認して逆算
6ヶ月以内翌日まで希望条件(夜勤の有無・診療科・通勤範囲)の整理が中心次のボーナス支給の前に再提案
未定翌日まで今の悩みと、動くならいつかを一緒に整理月1回程度の情報提供で関係を保つ

「6ヶ月以内」と答えた方の多くは、次のボーナスを受け取ってから動くつもりです。支給月から逆算して、申し出期限の少し前に再提案すると、本人が動き出す時期とぴったり合います。保育士の場合の考え方は保育士の転職時期と紹介会社の動き方で比較できます。

時期が先の方も取りこぼさない連絡の仕組み

夜勤のある看護師は日中に電話がつながりにくく、時期が先の方ほど折り返しが後回しになります。時期にかかわらず取りこぼさないために、次の順番で連絡を組み立てておくと運用が安定します。

  1. 申込の直後に、本人がCAの空き枠から面談の日時を選べる画面を出す(勤務表を見ながら選べるので、夜勤のある方と相性がよい。予約しない方もいる前提で設計する)
  2. 予約がなかった方には、希望の働き方から出やすい時間帯を推測して電話し、つながらなければSMSやメールを併用する
  3. 「6ヶ月以内」「未定」の方には、面談の目的を求人紹介ではなく条件の整理と伝え、無理に提案しない
  4. 面談で聞いた賞与の支給月・申し出期限と「何月ごろにもう一度話すか」を記録し、その時期に再提案する

時期が先の方への連絡は、頻度を上げるより次に連絡する理由を残しておくことが大切です。ボーナスの支給月が分かっていれば、担当者が変わっても同じタイミングで声をかけられます。

当社の送客では、申込の直後に本人が面談を予約できる画面をご用意しています。予約しなかった方への再案内のタイミングや文面は面談予約を促すメールで解説しています。

よくある質問

看護師の求職者が紹介会社に相談し始めるのはいつごろが多いですか?

一般的には、冬のボーナス前後(11〜1月)と夏のボーナス前後(5〜7月)に相談が増えます。4月入職を狙う方は秋から情報収集を始め、欠員補充の随時採用は通年です。申込時点で狙っている入職時期と賞与の支給月を早めに確認すると、提案と連絡の優先度を決めやすくなります。

ボーナスをもらってから辞めたいという看護師には、何を確認すればよいですか?

賞与の支給日と在籍要件(支給日に在籍している必要があるか、退職予定者の減額があるか)、退職の申し出期限、翌月の勤務表が作られる時期の3点です。本人に就業規則や給与規程の確認を依頼し、無理なく伝えられる時期から逆算して求人側と入職日を調整します。

「転職時期は未定」と答えた看護師は後回しにしてよいですか?

後回しにはせず、今の悩みと、動くならいつごろかを整理する面談をおすすめします。ボーナスの支給を待っているだけで、条件が合えばすぐ動く方も含まれるためです。当社でも転職したい時期は受信条件にせず、届いたあとの優先度づけに使っていただいています。

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田中 大雅
この記事を書いた人田中 大雅株式会社HADO 代表取締役

人材紹介事業の未経験から自社エージェントを立ち上げ、キャリアアドバイザー20名規模まで拡大。現在は求職者送客・人材紹介・SEOメディアなど複数事業を運営しています。本コラムでは、自社で運用している広告集客・送客・面談予約の仕組みと数字をもとに、人材紹介会社さまの集客と歩留まり改善の実務を発信します。

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